猫が病気にならない様にいつまでも健康に居て貰う為にしてあげたい事
いつも健康に居てほしい愛猫ですが、猫は体調が悪くても言葉で伝えられず、自分で病院にも行けないので基本的な健康管理やちょっとした異変に気付く事は飼い主の私たちの責任でもあります。
健康である事のメリットは沢山ありますが、不健康な身体で居るメリットは人間と同じく全くないのです。
昨今問題視されている環境汚染等も、人間だけでなく猫にも影響してきます。
ほこりなどのハウスダストも猫の健康を害するものです。
今回は健康管理の仕方や、異変に気が付く為に飼い主が見るべき箇所のセルフチェック項目を書きます。
大切なのは良い環境といつも猫と向き合う事
猫と暮らす基本的な環境作り
人と違い猫は服など身に着けないので、自分の身体を舐めて毛づくろいして綺麗にします。その為、フローリングや絨毯などについた埃や塵が毛に付いてしまいそのまま毛づくろいして体内に入れる事になってしまいます。なので掃除はこまめに行い衛生管理をしっかりして下さい。
換気を行う事は当たり前ですが、喫煙をする際も猫の側で吸ってしまうと毛に煙が纏わりつき結果的に舐めて体中に入れる事になってしまい、最悪の場合は肺炎に繋がってしまうので近くでは吸わないようにして下さい。
出来る事なら完全室内飼い
外に自由に出入り出来る猫が事故に遭う確率や、野良猫と喧嘩して病気になってしまう可能性は、完全室内飼いの猫よりも何倍も何十倍も高いです。
愛猫が外に居る時に車に轢かれるなどの事故に遭い亡くなってしまっても、亡骸があなたの手元に帰って来てくれる可能性はとても低いです。それに、野良猫は猫風邪や猫後天性免疫不全症候群(猫エイズ)などを含め様々な病気を患っている子も少なくないのです。
猫エイズに関しては、外に居る時に猫エイズを患っている野良猫と喧嘩し噛まれた所から接触感染してしまうケースが良くあります。そうならない為にも完全室内飼いをお勧めします。
猫の健康を害するもの
上記でも挙げましたが、埃などのハウスダストやタバコの煙り、それに加えて洗剤を触った後きちんと洗い流さなかった手で触ったりしてしまうのも良くないです。
床に洗剤がはねても拭かなかった場合や、風呂場に洗い流し忘れたシャンプーやボディソープも、猫が知らぬうちに踏んづけてしまってその後毛繕いをして体内に毒素を入れてしまう事になるのです。
綺麗好きな猫を飼うのであれば、人間も猫同様に綺麗好きにならないといけません。
健康の為に重要な、適度な運動・適度な休息
毎日飼い主と遊ぶ時間を
動き回れて遊べる環境、飼い主と遊ぶことは猫の健康に直結すると言っても過言ではない重要な事柄です。好奇心旺盛で気ままな猫は、室内飼いされている事によって狭い空間に閉じ込められてる事がストレスの原因になってしまうものです。
キャットタワーを置いて上下に運動出来るような環境も望ましいです。運動不足な猫は肥満症になってしまう可能性もあるので、毎日おもちゃで遊びながら触れ合う時間を作ってあげて下さい。
ほとんどの猫は飼い主と遊べることが幸せなので、紐の先にネズミが付いているようなおもちゃで部屋の中を走らせるようにして遊ばせるのがお勧めです。
猫がゆっくり休める場所の確保
遊ぶ事も大切ですが、ゆっくりと睡眠を取ったりのんびりと過ごせる部屋があるかどうかも大切です。
飼い主が出かけている間、猫は家の中のパトロールもしますがほとんど寝て過ごしているのですが、基本的には1日のうち13~15時間は寝ます。
一か所だけではなく、その時の気分によって寝る場所を変えている猫ですが、猫専用の猫ベットを用意し設置してあげると「ここは自分だけの場所だ」とくつろぎ休むことが出来ます。
隠れる場所もまともになく寝れる場所もあまり無いと精神的ストレスを溜め込んでしまい、病気になるリスクも高まってしまうので安心して寛げる環境を提供してあげて下さい。
飼い主がするセルフチェックで見るべき箇所
普段から注意して飼い猫を見るポイント①
下記にあるような見て分かる異常がある場合は病気のサインの場合がありますので病院に連れて行って受診させて下さい。
【目】
目ヤニが出ていないか、膜が出たままになっていないか。
充血していないか、涙が出ていないか、白くなっていないか。
瞳の色がおかしくないか、目をやたらに掻いていないか。
【耳】
黒い耳垢が出ていないか、耳をしきりに掻いていないか。
耳の中がただれていないか、臭くないか。
耳を触ると痛がらないか、耳が腫れていないか。
【鼻】
鼻先が乾いていないか、変な色の鼻水が出ていないか。
鼻血が出ていないか、鼻先の色が変わっていないか。
【口】
口が臭くないか、よだれがやたらに出ていないか。
口の中や舌の色が悪くないか、口の周り腫れていないか。
普段から注意して飼い猫を見るポイント②
【皮膚】
毛にツヤがあるか、フケが出ていないか。
湿疹が出来ていないか、毛がやたらに抜けていないか。
【食欲】
突然食欲や元気が無くなっていないか。
食欲にムラがないか、食べているのに痩せていないか。
水ばかり欲しがっていないか。
【排泄物】
便の回数が多すぎないか、下痢していないか。
便が出ない、便の色がいつもと違っていないか。
尿に血が混じっていないか、尿の回数が多すぎないか。
尿をしている様子がないか。
【体温】
あまりにも身体が熱くないか、高熱が出ていないか。
微熱が続いていないか、体温が極端に低くないか。
まとめ
今回は猫の健康と病気について書かせて頂きました。私たち飼い主の気配りや、工夫、管理で健康で居て貰えます。
出来る事なら病気もせずにずっとずっと一緒にいて欲しいですね。年に1度のワクチン接種を受ける時についでに健康診断をしてもらい先生に観て頂いたり、半年に1度、3か月に1度の頻度で健康診断を受け、声に出して異変を訴えられない愛猫の為にも普段から色んな箇所に異常が無いか見るように心掛けると悪化する前に病気を見つける事が出来るので、日々のスキンシップも兼ねて猫の状態に異常がないかチェックしてください。