初めて猫を飼う時に絶対に行わないといけないしつけ4選
初めて猫を飼う方も、そうじゃない方も、必要なしつけが出来ていますか?猫が人間と暮らす上で自分で「これをやったらダメ」と理解し、やらなくなる訳ではありません。
飼い主のこちらがやって良い事悪い事の善悪の区別を責任をもって教える必要があります。しつけを行っていないと家が汚されたり、傷つけられてしまうので、やられる度に猫を怒る事に繋がっていきます。絶対にしつけておかなければならない猫の問題行動としつけの仕方を書いていきます。
ですが猫だけの問題ではなく、飼い主の行動によっても問題行動は誘発されてしまいます。
猫を飼ったらまず最初に行う最低限のしつけとは
問題行動と思われるけど、実は…
尿スプレー、爪とぎのない場所での爪とぎ、異物を食べる、飛びかかって来る、これらの行動を取る猫とは一緒に暮らしくくなってしまいます。また、家族ではない人が家を訪ねて来た時に怪我させたり迷惑をかけてしまう可能性ももちろんあります。
上記のような問題行動は無くし、良い関係を築くにもしつけは必要です。ですが、これらの行動も決して意味なく傷つけるためだけにやっているわけでは無く、どんな行動も猫なりの理由があるのです。
1 尿スプレーをあちこちにしてしまう理由とは?
自分のテリトリーを主張し、守るためにスプレー行為をする
基本的に猫は他の猫のスプレーのニオイがする所には近づかない習性があります。また環境が変わったり、新しい猫が来たりすると、自分のテリトリーが脅かされる危険性に本能的にスプレーをし、自分のテリトリーを守ろうとします。
そして一般的にスプレー行為をやらなくなると言われている去勢手術を行っても、縄張り意識の強い猫は、尿スプレーの習性が残ってしまい事もあります。大体の場合、玄関や部屋の入口、廊下など場所が決まっています。
尿スプレーを辞めてもらうしつけ
もし上記を試しても尿スプレーを辞めない場合は、猫の食事や水を尿スプレーをしてしまう場所に置くと綺麗好きな猫は食事をする場所での尿スプレーをその場ではやらなくなります。またスプレー行為をしようとした時を見つけたら隠れながら、猫の嫌いな匂いのする水を入れた霧吹きなどで水をかけ罰を与え、これをすると嫌なことをされると言う意識を猫に持たせるように、毎回のようにやっていくといずれはスプレー行為をしなくなっていきます。
2 何故爪とぎのない場所で爪とぎをするのか
爪とぎ器がある場所以外で爪とぎをする猫には、遊んでもらう頻度が減っていたりして飼い主の気を引きたい、構ってらいたい気持ちや、何らかのストレスや不安を抱えている可能性が考えられます。またその猫の性格も多く関わってきますが、猫は環境の変化にとてもデリケートなのでトイレの位置が変わったりするだけでも相当なストレスを感じる動物と言われております。 引っ越しをした後すぐなどは割と多くみられる行動だったりします。
不適切な場所での爪とぎのしつけ
不適切な場所での爪とぎをしようとした時に大きな音をたてたり、霧吹きで毎回水をかけると嫌がってやめるようになりますが、心因的な問題でその行動をしてしまう場合はその原因を取り除く必要があります。
喋って意思の疎通が取れる訳ではありませんが、飼い主とのスキンシップが少なくなったり、普段あまり留守番をさせない猫に長い時間留守番をさせたりすると問題行動を起こす場合があるので最近の猫との時間を思い返して思い当たる節を探して原因を早く取り除いて下さい。
3 異物を食べてしまう理由
ウールサッキングとは?
猫に多くみられるのは、セーター、タオルなどの繊維質のものをしゃっぶったり、食べたり「ウールサッキング」と呼ばれる行為です。タオルからほつれて出ている糸くずなどを食べて、飲み込むことも吐き出す事も出来ずにいるような状態をもしかしたら目にしたことがあるかもしれません。
その行動こそウールサッキングです。
この原因は、子猫の頃に母猫の母乳を吸う行為の代替え行為です。乳離れが目安となる月齢より早すぎたためにこのような行動をします。
ウールサッキングを辞めさせる為のしつけ
食べてしまって物は便と共に排出されるので、健康面の心配はあまりいりませんが、タオルや衣類がダメにならないよう辞めさせなければなりません。
猫専用の毛布などを与えている場合は他の物をウールサッキングしませんが、のべつまくなしする場合は、やって欲しくない製品には猫の嫌いなニオイのついた液体を霧吹きでかけるとやらないようになります。
また、あまりスキンシップがなく寂しさや退屈を紛らわすためにもウールサッキングをするので、スキンシップを取り遊んであげてください。
4 急に飛びかかってくる猫への対応としつけ
怖かった時、もしくは欲求不満の表れかも?
猫は外で喧嘩し襲われたり、何かとてつもなく怖い目にあった時、家に帰り飼い主の顔を見た途端飛びついてしまう事があります。これは飼い主のいない間に起こった恐怖の体験を「怖かったよー」と飼い主に伝えようとして起こすアクションのパターンと、欲求不満の時にも同様に飛びかかってきます。
飛びつかれると反射的に大きな声を出して怒ってしまいがちですがこういう場合は怒ってしまうと更に興奮状態に陥り手が付けられなくなるので優しく声をかけなだめてあげて、いつもより大げさに可愛がる事が大切です。
まとめ
問題行動について書かせて頂きました。どの行動も実はきちんとした理由があり、飼い主の愛情次第でどうにでも状況は変わります。大体の行動は大好きな飼い主に甘えたい、構ってほしい、こっちを見てほしい、という理由です。新聞を読んでいるとわざわざ新聞紙の上に乗ってきたりしませんか?あの行動も、「そんなもの見ないで構って」という心の現れなのです。私はしつけを愛と考えており、愛情をもって接した分だけ猫も愛情を持ってして応えてくれます。