実は犬よりも少ない猫の種類をタイプ別に分類してみました | 猫ちゃんの猫ねこ猫りん

実は犬よりも少ない猫の種類をタイプ別に分類してみました

猫の種類は、人間と共に長い間狩猟生活を送り、様々な品種改良が行われ現在850種居ると言われている犬とは異なり、繁殖や品種改良はそこまで盛んではなく現在純血種は50種しかいないと言われています。

マイナー種も合わせると104種になるそうです。猫は品種が違っても身体の大きさや体重がそこまで変わらないというのもあり、猫の種類の基本的な分類は猫の毛のカラー&パターン、コートタイプ、ボディタイプによって決められています。そのパターンを今回全て紹介させて頂きます。

猫の分類は被毛タイプやカラーパターンで決まる

イエネコ始まりの起源

ネコ科の動物は他の肉食動物よりも多様に進化していると言われ、「脊椎動物亜門哺乳網ネコ科(食肉目)」の1科に属すると分類されています。

ネコ科に属する沢山の種類の中で、唯一家畜化されたのは私たちと共に暮らす「イエネコ」ですそのイエネコの祖先は、ヨーロッパの西部からアフリカや西部にかけて分布していたと言われています。ですが、イエネコは野生種との骨格差があまりにも激しいのでその歴史を追う事は難しいです。

いつから人と一緒に暮らしていた?

約5000年前の遺跡から猫が描かれた壁画が発見されたと言われています。そして約3000年前には家畜化され人間と共に暮らしていたそうです。

当時の古代遺跡から、猫のミイラがいくつも発見されたそうです。その時代、猫は作物を荒らすネズミを駆除する為家畜化されたといい、その頃から猫は人間と共に暮らしていたとされています。日本へ渡来したのは、最も古い時代の説を探ってみると縄文時代の後半に関東~東北へ。そして弥生文化では西日本に輸入されたと言われています。

カラー&パターンによる分類

基本的にどの猫も持っている遺伝子はブラックかレッドと言われています。しかしながら縞模様が出来たり、その柄も様々であり大きく分けた5パターンに分類されています。

【リゾットカラー】

全身の被毛が単色であり、ブラック、レッド、ホワイト、ブルー等

【ティップカラー】

毛先だけに色がついているタイプ

【ポインテッド】

顔や耳、足など身体の末端部分が他の部位よりも濃い色になっているタイプ

【パーティーカラー】

カラフルでモザイクのような模様タイプ

【タピー】

模様が重なり合い出来る縞模様タイプ

コートタイプによる分類①

イエネコは直毛で基本的には短毛です。ですがコートタイプはざっくり分けると2パターンになります。

【短毛種】

一般的に短毛と言われているのは、オーバーコートとアンダーコートの2種があります。長いオーバーコートは4cmほどです。毛並みは硬い~柔らかく、その猫によっても変わります。

【無毛種】

劣性遺伝子により毛が無くなったと言われている珍しいパターンで、スフィンクスという種類にのみのパターンです。成長していくにつれて毛が無くなっていきます。

 コートタイプによる分類②

【長毛種】

50種いると言われている猫の中で代表的な長毛種の猫は、ヒマラヤンとペルシャです。アンダーコートとオーバーコートの両方が10~15cm程の長さになります。毛の密度も短毛種に比べて高く、気持ちのいい撫で心地です。見た目の気品溢れる姿も立派なものです。

また、ノルウェージャン・フォレストキャットやチンチラ、ソマリ、メインクーン、ラグドール、アメリカンカールも長毛種です。長毛の猫は短毛種に比べてブラッシングの時間は長くかかります。

ボディタイプによる分類①

猫のボディタイプは大きく分けて6パターンになります。

【コビー】

短い胴で、肩幅や腰幅もがっしりとしたタイプです。頭部は丸くて短めの尾と丸みのある手足先で代表的な種類はペルシャです。

【セミコビー】

コビーにかなり近いですが短めな四肢や身体や尻尾はコビーよりいくらか長めです。代表的な猫はアメリカンショートヘアです。

【フォーリン】

すらっとしたスリムな体形ですが下記のオリエンタルパターンよりもスリムではありません。

ボディタイプによる分類②

【セミフォーリン】

フォーリンとオリエンタルの中間種です。丸みのあるくさび型の顔に、少し短めな胴体が特徴的です。あまり有名ではありませんが代表的な種類はエジプシャン・マウという種です。

【オリエンタル】

鞭のようなしなやかな尻尾、長くすらっとした体形です。代表種はシャム、バリニーズ等です。

【ロングアンドサブスタンシャル】

上記のどのタイプにも当てはまらない、長い体長で、がっしりとしたタイプです。代表種はメインクーンです。

種類によって性格が異なる?

もちろん種類により猫の性格は異なります。遊ぶのが好きな種類、のんびりするのが好きな種類、抱っこされるのが好きな種類、独りでいるのが好きな種類と、種類ごとにそれぞれ特性が違うのは当然の事です。猫も人間と同じように1匹ごとに性格や個性が違い、同じ子は2匹と居ません。

猫を飼う時、どの子にするか迷った場合は色々な種類の猫の特性や大体の性格を調べてから飼った方が良いです。

抱っこが好きな飼い主が、抱かれるのが嫌いな性格の猫を家族として迎えた場合は飼い主が抱っこしたいのに、猫はそれが嫌で飼い主の顔を見ると逃げてしまう事になります。そういう事も避けるためにも事前にしっかりと下調べをして下さい。

まとめ

カラーパターン5種、コートタイプ2種、ボディタイプ6種によって分けられている猫の種類を紹介させて頂きました。血統書付の猫の場合は、カラーパターン等が血統書に載っているので見てみるのも楽しいかもしれません。

野良猫から飼い猫になった猫や雑種タイプの猫でも、上記の分類のされ方を見てみると、毛の感じ・色や体の模様、体格などでその子のルーツが分かるかもしれません。ですが、どんな種類の猫でも我が子が一番可愛くて素敵な種類な事には変わりないですね。

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