櫛の歯の面妖な音に舌を出す、猫もいれば出さない猫も
その昔、櫛占というのがありまして。
十字路で「あふことをとふや夕げのうらまさにつげの小櫛もしるし見せなむ」と三度唱えて、お米を撒いて境界をこしらえ、櫛の歯を三度鳴らして、その境界の中に入った猫がなんと鳴くかで吉凶を占うバージョンとして、現代に復活させようプロジェクトへと発展するかは微妙ですが、櫛の歯を鳴らすと同じリアクションをとる猫が複数観測されるようでして、その一サンプルをご覧ください。
マレーシア在住の猫・ムエザの前で櫛の歯を弾いてパチパチ鳴らしてみせれば、あれよあれよと出てくる長い舌。ムエザの思いとは関係なく、音に体が反応してしまうようで、鳴らせば鳴らすほどにむにょーんと舌が出てくる様子がうかがえます。ちなみに、我が家の猫に櫛の音を聞かせたところ超絶塩対応でして、ちょいと調べましたところいろんな猫にあの音を聞かせた動画を見つけましたので、合わせてご覧ください。
こちらの動画で舌を出す猫の顔を観察すると、どうやら気持ち悪いというか、えずきを誘発する音のようでして、世界のどこかでこの反応を研究している研究者とか論文があるんではないかと思う次第です。もしご存知でしたら、ぜひお知らせくださいませ。
[Cat Has Weird Reaction to Comb || ViralHog/YouTube]
薩摩つげ櫛 とき櫛 三寸五分 細歯
Source: 猫ジャーナル