凍傷で四肢を失うロシアの猫、義足に慣れてじゃらしをエンジョイ
「シベリアの首都」とも称される、シベリア地方の中心都市・ノヴォシビルスクにある24時間救急態勢を持つ動物病院「ベスト動物病院」のYouTubeチャンネルに昨年末にアップされましたのは、2018年の10月に凍傷のためにこの病院に運び込まれ、四肢および耳先とシッポ切断の処置を受けた雌猫のДымка(ディムカ)ちゃんの動画。その後、2019年3月に3Dプリンタで作成された義足を四肢の骨に接続させる手術を受けてから7か月後、彼女が自宅でじゃらしに遊ぶ姿が公開されたのがこちらの動画であります。
冒頭は、四肢切断直後の様子。一命は取り留めたものの不自由極まりない状態です。医師たちによる設計製作手術を経て、33秒ごろからは義足取り付けから14日目の様子。ソファを支えに立ち上がったり、猫のポーズによるストレッチも披露するまでに、骨に直接ボルト固定された義足を見事に使いこなしております。
足先は肉球の代わりに人工肉球ともいうべき適度な硬さの栓抜き型となっておりまして、多少の段差も何のその。滑りやすそうなタイル地もスイスイと歩くディムカちゃん。
そして1分36秒ごろからの動画は、義足取り付けから7か月後の2019年10月ごろに撮影された、自宅で飼い主さんと遊ぶディムカの姿であります。元気いっぱいにじゃらしを追いかけ、噛みつき踏ん張る姿から察するに、義足にもかなり慣れているようです。
同病院では、以前にも凍傷で四肢を失った雄猫Ryzhik君に義足を取り付ける手術を施しておりまして、ディムカちゃんは四肢義足手術の2例目となるそうです。獣医師および関係者各位におかれましては、猫と暮らすものの1人として最大限の謝意を示すとともに、ディムカちゃんの頑張りを心から賞賛したいと思う次第です。
[Протезирование 4-х лап у кошки после отморожения (результат через 7 месяцев)/YouTube]
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Source: 猫ジャーナル