しそうでさせない濃厚接触、絶妙な間合いの猫の集会
近づいていそうで近づかない、喧嘩しそうで喧嘩しない。
イベント興行展示会、説明会に落語会、あらゆる集会が中止や延期となるなか、濃厚接触を禁じられた我々の模範となる姿勢は、やはり猫から学べるのではないでしょうか。自粛要請対象外となっております猫の集会の様子をご覧いただきましょう。
「着かず離れず」「見ざる言わざる」「互いの存在気に留めず」という猫集会三原則は遠く海を隔てた異国でも通用するようでして、撮影者の家の庭で、絶妙な間合いを取りながら3匹の猫が無言の集会を開催しております。3匹のうちの2匹は、この家の飼い猫Miouとその息子のPuma、茶トラ猫はお向かいの家の飼い猫Tigrouであります。
禁を犯して後ろから近づこうとするPuma君に、「厚労省によれば『必要な感染予防策なしで手で触れること、または対面で会話することが可能な距離(目安として2メートル)で、接触』することを濃厚接触と定義されている。つきましては、入手が大変困難ではあるがマスクを着用し、咳やくしゃみが出るときは咳エチケットを念頭に置き、不要不急の要件がなければ速やかに離れたまえ」と説明したわけではないでしょうが、猫なりに諭して追い払う茶トラのTigrou。
互いに見知った間柄でも、猫集会タイムは三原則が最優先。相手のことを見ているようで見ていない振りを決め込む3匹の姿からは、綿々と猫のDNAに刻まれた平和というか、事なかれ主義の叡智を感じるのであります。
ちなみに、同じく厚労省の新型コロナウイルス対策サイトによれば「新型コロナウイルスは、ペットからは感染しません」とキッパリと記載されておりますので、リモートワーク対象となった方におかれましては人間との濃厚接触の代わりに、共に暮らす猫との濃厚接触によって猫に常日頃以上の愛情を伝えていただければ幸いです。
[Cats gathering/YouTube]
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Source: 猫ジャーナル